NINE-NATION JOURNEY

海外駐在、就職活動、転職、外資系企業、マーケティング、ビジネススキルに関して学んだ事を書いていきます。毎週末更新します。

JAPAN POWER

先日、外資系企業が上手く「JAPAN」という単語が持つ力を利用しているところを見たのでその事について書こうと思います。

 

何回かこのブログでも書かせて頂いておりますが、僕は現在は外資系の消費財メーカーでマーケティングとして働いているのですが、その前は日系メーカーで営業をしておりました。日系メーカーの営業時代は東南アジアに駐在していたこともあり、「海外で如何にして製品を販売するか!?」見たいな事ばかり考えていました。

 

その時私が扱っていた製品というのは日本市場では80%以上のシェアを誇る製品だったのですが、海外では全くの無名でした(そりゃあそうです。過去に先人たちが何回か海外での販売を試みましたが失敗して来ておりましたから・・・)。

 

過去の挑戦と失敗の歴史から「がむしゃらに動く!」というやり方ではアカン事は分かっておりましたので、まず始めに自社製品のCROSS-SWOT分析を行いました。その結果として、当時も今もそうだとは思いますが、東南アジアでは圧倒的に「JAPAN」という単語が大きなパワーを持っていることが分かり、自社製品のもつ唯一のStrenghがそこだったのです。

 

自動車、家電それらの業界においては「MADE IN JAPAN」が市場を席巻していましたので、人々のイメージの中に「JAPAN=High Quality」というイメージが刷り込まれていたんです。

※ちなみに面白い事に「Cool」という観点だと1位は「韓国」なんですよね・・・まあこれはファッション業界とかの影響が強いのですが。

 

という事で、当時は「JAPAN, JAPAN, JAPAN」みたいな感じでメチャクチャ「JAPAN」推しで製品のブランディングやプロモーションを行っていました。

 

と、物凄く前置きが長くなってしまったのですが、現在私が働いている外資消費財メーカーは海外に工場があります。ですので基本は製品を海外工場から輸入して、日本市場で販売するということになります。その過程で商品のパッケージとかは勿論日本語に直しているのですが、日本語パッケージでの梱包は海外工場で既に行われているんですね。

 

で、また先ほどの話に戻るのですが、東南アジアでは「JAPAN」が人気・・・という事で、東南の一部の国は、パッケージに敢えて日本語を入れたいから、日本市場で使われているパッケージのデザインを一部使わせてくれ、という依頼があり、日本語が記載されたパッケージが採用されたりしているのです。

 

JAPAN」パワーを使ってビジネスを展開するのは日系企業お家芸だとばかり思っていたのですが、業界によってはぜんぜんそんな事はなかった・・・という事に気がつき結構衝撃を受けた出来事でした。

 

がんばれ日本!